紫陽花と石臼のお寺、深妙寺(じんみょうじ)
7月初頭の深妙寺(じんみょうじ)。
県下最大規模の紫陽花寺、そして、2,000個の挽き石臼庭園は日本一とのこと。
2,500株170種類のさまざまな紫陽花を楽しめます。
古くから、長野県南部の寺社には使えなくなった石臼を奉納する習慣があり、
この深妙寺の石臼は江戸時代から並べられているとか。
また、石臼は穀物を擦りつぶすことから、煩悩を消滅してくれると信じられているとのこと。
境内には「石臼供養塔」も建てられています。
臼として挽かれることで石の角が取れ、その後石畳としてさらに丸く、やさしい趣きに。
今でこそ私たちの目を楽しませてくれていますが、
石臼の数だけ、それぞれの人の暮らしがあったと思うと感慨深いです。
【関連】
■深妙寺
※音が出ます。
〒399-4431 長野県伊那市西春近小出3160