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イナカラ

辰野町「沢底 福寿草まつり」

2月27日(土)・28日(日)の2日間、辰野町 沢底地区で第8回「沢底福寿草まつり」が開催。
最終日の本日は午前中に雨が降ったものの、午後からは晴れ間が見える程度に回復したので
せっかくだから、ということで足を運んでみました。

イベントの黄色い旗を辿って行くと、会場近くで誘導員さんに駐車場を案内され、送迎車に乗り換え。
(群生地周辺は駐車できるスペースがそれほどないとのこと。
 距離も短いし、待ち時間も気にならない程度なので、ストレスは殆どなかったです。)
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沢底地区で10箇所ほどあるという群生地の斜面には、たくさんの福寿草が。
あいにくの雨で、ほとんどの花は閉じてしまっていたけど、晴れていたらさぞかしキレイだったでしょう。
とはいえ、雫に濡れる福寿草もいとをかし、です。
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雨で地面がぬかるんでいましたが、
歩きやすいように桟敷がひかれるなどの配慮がされ、泥まみれになるということはありませんでした。
実行委員のみなさんの気遣いがうかがい知れます。
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そして、この地区のもうひとつの見所は、日本最古といわれている道祖神。
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この写真一番右、男女一対の神様(肩を組んでいる状態)が彫られているものが、その最古の道祖神です。
石碑の右側に「永正二年」(西暦1505年、今から505年前)と刻まれており、
国内に残る道祖神では永正二年以前の記録がないため、これが最古であるとのこと。
以下、教えてもらったことメモ。
・505年前のものにしてはキレイすぎるという意見もあるが、
 硬い石に彫られているとか大事に保存されてきたことも考えられるため、彫られている年を有効としている。
・道祖神は昔から、村へ疫病などの良くないものが入り込まないように村の入口や辻(交差点)に置かれた。
・昔は道祖神が盗まれるということが珍しくなく、盗まれることを「嫁入り」と言った。
 盗まれないよう、“嫁入りさせるならご祝儀を置いていけ”という意味を込めて「帯代十両」と彫られているものもある。
・沢底地区にある道祖神11体のうち、文字碑は1体のみ。それ以外の10体はすべて男女一対が彫られている。
・男女一対の形から、夫婦円満・子孫繁栄などのご利益があるとされている。
 
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メイン会場の様子。
手づくり感のある雰囲気。その場でついているお餅や豚汁がおいしい。
つきたて餅はいくらでも食べられるよね!うんめえ。

帰りの送迎便で運転手さんが、あと10日後くらいには反対側の斜面の福寿草が満開になると教えてくれました。
ちょっとした丘になっているその場所は、一面が福寿草で覆われるとか…。
また楽しみが一つできたのでした。

※会場でガネッシュさんのご一家と遭遇!お引越しも完了され、新しいお店で営業開始されているとのこと。
 また伺うことを約束。今度行ってみる!これまた楽しみだ。

【関連】
第8回沢底福寿草まつり(辰野町観光サイト|イベント情報)
辰野町の沢底地区で福寿草祭りが開かれます。(東急リゾートタウン蓼科)
by toyoda_kinoko | 2010-02-28 19:39 | 日記